MORGENで対談しました。
MORGENという学校図書館向けのタブロイド紙は、
中学高校での授業でも使われているそうです。

その紙面で、新潟市の美術教諭の甲田小知代先生と
『すごいぞ! ニッポン美術』について対談しました。

甲田先生は、『すごいぞ! ニッポン美術』を
読み込んでくださり、とても関心を持ってくださいました。

という事で実現した対談です。

話が弾んで、とても楽しい時間を持つことができました。
甲田先生、わざわざ東京までお越しいただき
ありがとうございました。

掲載紙面の一部を画像として載せさせていただきます。
画像をクリックすると大きくなりますので、
目を通していただければ嬉しいです。


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結城昌子

草間彌生美術館
新宿区弁天町に草間彌生美術館がオープンしてまだ日の浅い夕方、
仕事場からの帰り道に前を通ったのでパシャッ!

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地下鉄東西線早稲田駅と神楽坂駅と大江戸線の牛込柳町駅の
ちょうど真ん中あたりに位置する住宅地にあるため、
ひときわ目を引きますが、
草間さんの個人美術館にしては落ち着いた印象のシックな佇まいです。

残念ながらチケットは美術館のウェブサイトから、
日時指定の予約・定員制、90分の入れ替え制ということで
ふらっと立ち寄るという気軽さはありません。
しかも祝日でない月、火、水は休館だそうです。

予約はすでに満杯で、次の機会を待たねばならないようです。

私も近くにいながら見る機会を逸しています。

地元ではいつオープンするのだろうと、
3年ほど前から言われていたので、
やっとオープンになったのね、という気分です。

草間さんとも以前はよく道ですれ違ったりしました。

いつまでもお元気で活躍なさる姿は、
作品と同等の存在感がありますね。

現代アートは作者の生き様も含めて作品の価値になると言われますが、
草間さんはその筆頭だとおもいます。

いちファンとしてこれからも楽しみにしています。

結城昌子


アマゾンサイトが…
お世話になっております。
artandサイトの管理人mayです。

読者の方から、
最新刊の「すごいぞ!ニッポン美術」(西村書店刊)

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について
「アマゾンのサイトにとんだのだけれどなんか…おかしい」
あるいは「検索できない」などの
ご連絡をいただくようになりました。

そうですね。
うまく本に行きつけませんし、
ベラボーな価格がついてしまっています。
(定価は2592円=2400円+税192円です。)

皆さま方にはたいへんお手数ですが
ご購入のお心づもりがありご覧いただく際には

西村書店
Rakuten ブックス
honto

などのサイトをご参考にしていただければ幸いです。
ご迷惑をかけて申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

管理者may

ミレーについてラジオ深夜便で。
毎月第三月曜日の深夜(火曜日の朝)に放送されている
「ラジオ深夜便 大人の教養講座」で、
今回はバルビゾン派の代表画家、ミレーについてお話ししました。

『落ち穂拾い 夏』は日本で見られる
私のお気に入りの一枚です。

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バルビゾン村にも何度か行く機会がありました。
ミレーのアトリエがまだ残っていて、
当時の雰囲気を味わうには最高ですが、
作品を手軽に鑑賞するには
山梨県の甲府にある山梨県立美術館の
ミレー館はおすすめです。

ミレーの世界に浸るにはぴったりの空間だと思います。

番組の中でも触れていますので、
良かったらお聞きください。

「ラジオ深夜便、聞き逃しサービス」
にリンクしました。

2017年11月21日(火曜日)の0時台を選んでいただき、
0:24分頃にカーソルをあわせていただければと思います。

結城昌子


すごいぞ!ニッポン美術
私の新刊、『すごいぞ!ニッポン美術』
本日発売されました。

私にとって日本美術をひもとくことは、
西洋名画のそれとは全く異なる新鮮な挑戦でした。

今まで出会ってきた、たくさんの子どもたちの顔を
一人一人思い浮かべながら、
心を込めて書き下ろさせていただきました。

画像の選定、構成、文、デザインをすべて
私とスタッフで行っています。

すごい絵師たちが、守り続けてきた
美しいニッポンの心を美術作品を通して
感じてもらえたら嬉しいです。

良かったら是非書店でご覧ください。


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表紙は、川瀬巴水です。


結城昌子

ボスの映画が公開されます。
「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」という映画が
12月に渋谷のシアター・イメージフォーラムにて公開されます。

ボスと言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチと同年代に
北方ルネサンスの地、フランドル地方で活躍した画家です。
昨年がちょうど没後500年です。

こちらで予告編が見られます。
bosch-movie.com


bosch_movie.jpg

eiga.com/news/20171011/17/1/01/

公開に先立って見せていただきましたが、
ボスの『快楽の園』の細部をゆっくり、
大きな画面で見たい方にはおすすめです。
たくさんの部分が丁寧に映し出されています。
その奇抜な想像力は圧巻です。

映画として面白いかどうかというより、
ただただ、作家、アーティスト、音楽家…など
様々な立場の方々が画家ボス、あるいは『快楽の園』について
思い思いのことを語っているので、
この難解な絵を見るにあたってのヒントがいろいろありました。

そういう意味で
ボスに全く興味や関心がない方にはちょっと単調かな? 
とも思います。

私が興味を持ったのは、この作品の元の題名が、
『多様な世界』あるいは『いちごの絵』だったということです。笑
こんな題名だったら、みんなが目を凝らしていたでしょうか。笑

考えてみれば『快楽の園』という題名が、
この作品をさらに興味深く、凄い物にしていたのですね。

私はこの作品をプラド美術館で見たことがありますが、
あまりの細かさにびっくり!
ブリューゲルもそうですが、北方の画家たちは
もの凄く目がいいんだと思わずにはいられませんでした。
今で言えば極細のボールペン並みの細く繊細な線。
それを筆で描いていたのですから、
もはや執念ですよね。笑

結城昌子



「小学館あ〜とぶっくシリーズ」が中国で。
すでに、このシリーズは
中国語(繁体字)に翻訳され台湾で出版されています。
今年、中国(大陸)の出版社から日本の出版社を通して
オファーをいただき、翻訳出版されることになりました。
残念ながら、まだ<簡体字>でのかき文字の
仕上がりは見ていないのですが。笑

ご存知のようにこのシリーズは、
名画や画家の美術史的解説の本ではありません。
私が個人的に感動したことを創作的に構成し直し、
子どもたちのために小さな物語にしたものです。

ゴッホの、<うずまきぐるぐる> とか、
ピカソの、<あっち向いてホイッ!> とかは、
中国ではどういう表現になるのでしょうか。
伝わるのでしょうか。
正直、ちょっとドキドキしています。 

結城昌子

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台湾版の『スーラの絵本』です。



『名画ここどこ』の活用法
親しい方からこんなお話をいただきました。

「母が入院することになり、『名画ここどこ』をプレゼントしました。
ベッドの上でも遊べて、ボケ防止にも繋がってくれたらと思って
持っていくと、早速ページをめくりはじめました。絵を見て微笑む
母を見るのは久しぶりでした。」

嬉しかったので、
文面を紹介させていただきました。

そうなんですね。
子ども向けのトイが高齢者にもぴったりという話は
最近テレビなどでよく見かけます。
アート好きとか、そうでないとかに関わらず
部分探しは脳の活性に繋がるようです。

そういえば笑い話のような話ですが
うちのスタッフのひとりは、母親用と思って偶然購入した、
おそらくキッズ用の「まちがい絵探し」という冊子を自分で
ベッドサイドに置いて、毎日やっているうちに
なんとなくクセになったようで
「これが案外むずかしくて…」なんて笑っています。

(おいおい、文字や図形をふだんおいかけているキミが
そんなことでどうする!)

いい絵は時に絶大な力を発揮してくれます。
遊びながらその力を実感してほしいです。

お見舞いなど、ご高齢の方にもご活用いただければ、
作者としてはこの上ない喜びです。
Kさん、ありがとうございました。

名画ここどこ: 小学館あーと知育ぶっく
<

結城昌子

ゴーギャンは嘘つきだったのです。タヒチ編1
私がタヒチに行ったのは、
ゴーギャンのこんな言葉があったからでした。

……あたりは漆黒に包まれ、物音ひとつしない。
枯れ葉の落ちるわずかな音さえはっきり聞こえるほどの、
静けさにつつまれる夜……。たしかそんな内容でした。

そんな静けさに満ちた夜って?
枯れ葉の落ちる音が聞こえるほどって?

そこを精霊たちが音もなく通り過ぎるなんて
考えただけで行きたくて行きたくて…、で行ってしまったというわけ。
もう10年も前のことですが。

思いのほか湿った空気に混じって
海の匂いと、土の匂いと、花の匂いと、熟れた果実の匂いがまざって、
とても濃密な香りがしたことが忘れられません。
これが、ゴーギャンが「かぐわしき大地」と語った
タヒチなのだという実感に胸が熱くなったことを思い出します。

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タヒチの代名詞、水上コテージです。

実は、私の泊まったコテージは
ハネムナーに人気のある水上コテージとは別の、
少しだけ割安のビーチコテージ。

こちらは、木立のなかにあって、目の前は海で、
「かくわしい大地」を望む滞在者にはピッタリ。
水上コテージはひとりで泊まるには、
あまりにロマンティックすぎるというものです。(笑)

凄いのは、夕暮れ。
神々の儀式のように荘厳な日没が
毎日繰り返されるのだからたまりません。
<私は何者なのか?どこから来て、どこに行くのか?> って
ゴーギャンの絵の題名みたいなことを本気で思ったりしました。(笑)

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ゴーギャンの『我々はどこから来たのか、
我々は何者なのか、我々はどこへ行くのか』です。

完全にゴーギャンの残した言葉を信頼していた私ですが、
とうとう、もうひとつのタヒチと出会ってしまったのでした。

なにもしない長すぎる時間に
たっぷりすぎる昼寝が災いして、
その日はなかなか眠れなかったのです。
実は、それまでの夜は疲れていたのか、バタンキュー! で
全く夜を味わえないでいたのです。
だから、夜の静けさを味わうのには絶好の日になる予定でした。

ところが、なんです。
シーツに潜って、全身を聴覚にして耳を澄ますと……、

砂浜に打ち寄せる波のタッポンタッポンに混じって、
遠く外洋から、うなり声のようなゴーゴーの音が
地響きのように聞こえてきて、
あたりの木々のザワザワも半端じゃない。
鳥はバタバタ、こともあろうに
パンダナスの葉をふいて作られた私のコテージの
屋根の上でなにやらギーギーカッカッと大騒ぎを始めるではないですか。

えっ、これが静けさに満ちた夜なの?
 
思わず枕に耳をふさいだら、
今度は床下からカサコソ。
カニが穴を掘っているらしい。カサコソカサコソ。
おまけにどこから舞い込んだのか虫がプ〜ン。
 
「うるさ〜い!!」

自然はこんなにもうるさいものだったのです。

もしかしたらそれは、ちょっとした風の機嫌で、
海が荒れ、山がざわめき、生き物たちが動き始めただけの
ことかも知れないけれど、
私ははじめて本当の意味で野生と出会った気がして嬉しかった反面、
ゴーギャンが嘘つきだと確信してしまったというわけ。

でも、嘘つきでいてくれると、ちょっと救われます。
ゴーギャンは晩年、
「パンと水しか口にしていない。金を送ってくれ!」
って、何度も悲痛な手紙を本国に書いていたけれど、
もしかしたらそれも嘘だったかも。
お金を無心する時に、
楽しく優雅に暮らしてます
とは普通は言わないと思うから。

思い出してみれば、パイナップルも、
マンゴーも道に転がっていたじゃないか。(笑)

結城昌子


愛知県版 中日新聞に
「ランス美術館展」に関するコラムを書きました。
この企画展は現在名古屋で開催中です。

今回来ているいろいろな作品の中から、
私が選んで書いたのはゴーギャン。

tyuuniti1.jpg
クリックすると大きくなります。

この彫像を見ると、どうしてもゴーギャンを思いながら
タヒチで過ごした旅の日々のことを
思い出してしまいます。

タヒチには本当にゴーギャンが「ノアノア」の中で
書いたような、精霊みたいな存在がいて…。

結城昌子

箱根、ポーラ美術館でギャラリートーク
箱根にあるポーラ美術館が開館15周年!
はやいものですね。
開館の際にそのコレクションの見事さに、
感動を通り越して
思わず笑いがこみ上げてきた思い出があります。
衝撃的でした。

その美術館で、10月1日から来年の3月まで、
「100点の名画でめぐる100年の旅」展が開催されています。
http://www.polamuseum.or.jp/sp/best_collection_100/o_20170911_1

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館所蔵のの西洋絵画と日本の近代洋画のなかから100点を選んで、
西洋と日本を分けることなく、
時代を追ったテーマで美術の歴史をたどれるそうです。 

実は私、来年の1月27日(土曜日)14:00−15:00
スペシャルギャラリートークをさせていただくことになりました。
「私が選ぶポーラ美術館コレクションベスト5」です。

もし、いつかポーラ美術館に行ってみたいな、
もう一度尋ねたいな…なんて思っている方がいらっしゃれば、
ぜひ、1月のご予定に加えていただければ嬉しいです。

新幹線の小田原駅 
小田急ロマンスカーの箱根湯本駅ほか
から直通バスが出ています。

日程が(かなり先のことですので)近づいたら、
また改めてお知らせしたいと思います。

結城昌子

原田泰治美術館
原田泰治美術館の運営協議会に参加するために、
昨日、諏訪湖畔にある原田泰治美術館へ行ってきました。

諏訪は東京より涼しくて、ホームにおりた途端、
凛とした空気が気もちよく、秋晴れの空のもと
プチ旅行気分を味わいました。
画像をクリックすると大きくなります。

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美術館のカフェからの眺めです。

ちょうどキルト作品展を開催していて、
原田さんの絵をキルトで再現しています。
その繊細さは圧巻でした。

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どっちが絵で、どっちがキルトか分かりますか?

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キルトのアップです。

原田さんの絵に触発されて 
キルトだけでなく、ちぎり絵で再現している方々もいらっしゃるそうです。


結城昌子

椿山荘で若冲
東京、目白台にある「椿山荘」。
私にとって、子どもの頃から馴染みの場所です。

散歩がてら立ち寄って、庭を歩いていたら
こんなものを発見!

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看板の文字、読めますか?

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なんとも若冲の作品とはほど遠い感じですが…(笑)

こんなものがこんなところにあるなんて、
今まで全く知りませんでした。

結城昌子

失礼しました。
ラジオ深夜便の、聞き逃しサービス。
上村松園のお話、リンクを貼ったのですが、
時間切れでした。
もっと早くお知らせするべきでした。

とはいえ私は毎月、第3月曜日の深夜、0時20分ころに
お話しさせていただいています。
(厳密には第3火曜日の早朝という事なんですが)

10月はセザンヌについてお話しする予定です。

結城昌子

ラジオ好きみたい。
ラジオ深夜便で、久しぶりに日本の画家を語りました。
上村松園と日本画の顔料の話です。

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上村松園 『蛍』

気晴らしに聞いてやってください。

http://www.nhk.or.jp/shinyabin/program/2a1.html
0時24分〜約13分ほどです。

ラジオ深夜便、
当初は不安もいっぱいでしたが、はや4年目です。
毎回楽しくお話しさせていただいています。

テレビと違って、ラジオって台本が苦手な私でも
等身大で結構自由にお話しできるから不思議です。
その事に気づいて以来、ぐっと緊張が和らいでいます。

良かったら感想などお聞かせいただければ嬉しいです。

結城昌子

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